私達、平岡写真館は伝統のこだわりと職人芸を積み重ね、皆様のおかげ様で創業88年を迎えました。
創業以来の考えである「心を写す写心」の精神と共にこれからも日々精進し、お客様に最高の写真をご提供できるよう努めていきます。
大正3年生まれの初代は、当時で言う「モダンボーイ」だったのだろう。
当時、最先端であった写真に興味を抱き写真師を志し、東京オリエンタル写真学校へ進学。最新技術と文化を学んだ。
東京での修行後、昭和12年、23歳で北吉津町の田中旅館内にスタジオを作り本格的に創業。たった一間に照明を組んだ小さな写場、それが平岡写真館の「夢の始まりの原点」である。
昭和初期、婚礼写真や出兵の記念写真など当時は出張写真を中心に活躍。順風満帆の勢いと思われた矢先、昭和20年(1945年)の福山大空襲にて市街は焦土と化した…。空襲後、現在の大黒町にバラックを建て営業再開。
その後、確かな仕事で地域に愛される写真館として顧客を増やし実績と信頼を積み重ね、多くの小中学校や有名結婚式場の専属写場となる。
良き理解者である、妻 満(みつ)との夫婦二人三脚で現在の平岡写真館の礎を築いた。
東京写真大学(現東京工芸大学)時代、当時、急速に発展と変貌を遂げたアートシーンを強烈に体験。
それが「常に新しく、常に驚かれる写真を追求する」という現在の平岡写真館の原点へと繋がっている。
帰郷した昭和40年代は出張撮影が主流であった中、照明、構図、流行にこだわった「スタジオ撮影」の新しい価値づくりに挑戦。60人の女性のポスター写真を展示する「ファッションポートレート展」をデパートで開催するなど、その新感覚な新発想が話題を呼んだ。
「写真はより身近なもの。決まりきったポーズではなく、その人らしい写真を」当時としては新しい価値感の発信で多くの顧客を獲得。
平成元年(1989年)、念願であった自然光を活かした撮影のできる「西日本最大級の円形スタジオ」を完備した新社屋を東町に新築移転。
以後、披露宴のLIVE撮影、デザインアルバムなど、情熱とアイディアで次々と流行の最先端を行く商品を開発し老舗写真館ならではの「伝統写真」と「独自のアート感覚」を融合した新スタイルを確立した。
写真館の三代目として生を受け、幼い頃よりカメラマンへの道を決意。九州産業大学写真学部卒。
福岡の老舗写真館、東京のCMスタジオで修行し、あらゆるスタイルの表現手法を習得後、帰郷。
当時、全国の写真館がアナログからデジタルへの大変革を迫られ混乱する中、新しい感性と知識、柔軟な発想でいち早く最高レベルのデジタルシステムを構築。新しい写真時代の幕開けと共に平岡写真館の新しいスタイルが進化。
三代目として創業100年へ向けたビジョンがスタートした。
「スマホやデジカメで誰もが写真を撮れる時代。それでも、平岡写真館で撮りたい。そう思って頂くために、常に自分を進化させる。
お客様の『今日の想い』を共有し、その感動が写真に宿るよう念じてシャッターをきる。そのレベルを常に高めたい」そんな三代目の魂の込められた一枚が全国約11,000件
の写真館の頂点を決める、50年以上の歴史を刻む「富士フィルム営業写真コンテスト」で3年連続入選、
そして今年、遂に銅賞を受賞。
感動が語り継がれる一枚を追求し平岡写真館は、さらに進化を続ける。
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